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補完代替・統合医療フォーラム2006

レシチン入りスーパーマコにおける乾癬治療の再調査

グレッキン皮膚研究所所長 Dr.Steven K.Grekin

グレッキン皮膚研究所所長
ミシガン皮膚科学学会メディカルディレクター
Steven K.Grekin(スティーブン K. グレッキン)

はじめに

私は、昨年のフォーラムでスーパーマコによる乾癬治療とその効果について発表しました。その後、レシチン入りスーパーマコを開発し、乾癬に対する効果について研究を続けてきました。その結果、スーパーマコにレシチンを添加することで、素晴らしい効果が認められましたので、その症例をご紹介したいと思います。

乾癬とは

乾癬は1841年にフェルディナンド・フォン・へブラ氏によって報告された炎症性皮膚疾患です。乾癬の罹患率は世界全体で2%、アメリカでは5%と推測され、患者の75%が40歳前に発症します。乾癬は患者の寿命やQOLを著しく低下させ、さらにアテローム性硬化症や冠動脈疾患のリスクを上昇させることが知られています。アメリカでの乾癬の治療費は、入院費3,000万ドル以上、外来診察費8,700万ドル、紫外線療法2,700万ドル、処方薬1億4,800万ドルにものぼり、これらの費用は未だに上がり続けています。

1. 乾癬の臨床的特徴

典型的な乾癬では、銀白色の鱗屑(りんせつ)に覆われたプラークと呼ばれる紅班が慢性的に生じます。プラークと正常な皮膚との境界線は明瞭で、肘、膝、頭皮、臍、腰椎の周辺でよく見られます。乾癬には様々なタイプがあります。最も多い「プラーク乾癬」では、皮膚の肥厚、点状の出血(capillarization、毛細血管化)が認められます。滴の形をした「滴状乾癬」は、遺伝的素因のある人に多く発症し、厚みのあるプラークは見られません。小さい膿疱を伴う乾癬は「膿疱性乾癬」と呼ばれます。特に足底の膿疱性乾癬は最も治療が困難な乾癬の一つです。また、乾癬が爪に発症した場合、爪表面に点状陥没が観察されます。

プラーク乾癬の症状
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