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補完代替・統合医療フォーラム2005

難病に対するデンマーク産ローズヒップの効果とその免疫学的メカニズムについて

akob Jensen博士

デンマーク脳神経内科病院免疫学室部長
Jakob Jensen(ヤコブ・ジェンセン)

[講演の様子]
[flv:M_frm2005Jacob.flv M_frm2005Jacob.jpg 320 240]

はじめに

私は1997年から、リウマチや糖尿病などのように、免疫のバランスが崩れて発症する自己免疫疾患の1つである多発性硬化症の免疫学的な発症機序について研究してきました。特に、多発性硬化症やその他の自己免疫性疾患の発症に関与する白血球やリンパ球について、細胞表面の分子やレセプターの発現、免疫の調整に関わるサイトカインの産生量を測定することによって、分子学的に調べてきました。

そこで、今回は、免疫調節効果を持つと言われるデンマーク産Rosa Rugosaのローズヒップ(以降D-ローズヒップに省略)についてお話したいと思います。Hybenaと呼ばれるデンマーク産のローズヒップ製品には、多発性硬化症やリウマチ、アレルギー疾患の症状を改善するという報告も多く、また私自信も経験的に認識していましたが、その科学的な根拠は分かりませんでした。患者からもなぜ効果があるのかなど問合せを受け、私自身その作用に興味を持ちはじめた頃、母が飼っていた犬がリウマチを患い、その治療にHybenaやD-ローズヒップを用いたところ嘘のように症状が改善するのを目の当たりにしました。そこで私はローズヒップ製品にさらに強い興味を持ち、2000年6月にローズヒップの研究を始めました。

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