健康寿命と美に関する研究活動で培ったQOL(生活品質)の向上に役立つ情報をお届けします。

補完代替・統合医療フォーラム2004

基調講演

ヴォルフガング・ケストラー
オーストリア腫瘍学会会長
ドイツ腫瘍学会副会長

ヴォルフガング・ケストラー


はじめに

本日は腫瘍学の近代的な概念、新しい概念についてお話します。

なぜがんの患者さんは最終的にこんなに結果が悪いのか。そこで補完代替医療法は現在のがん治療の成績を改善出来るかどうかということを考えなければなりません。まず今日、人々は積極的ながん予防、すなわち一次予防やがん検診などをあまり行っていません。自分は絶対にがんにならないと皆が考えているからです。その上これまでのがん治療は新しい分子標的データに基づいて行われていません。がんの患者さんには、個別化された一人ひとり違う治療と統合的な治療が必要にもかかわらずです。最近の分子生物学の研究成果によると、二つとして同じがんはありませんし、二人として同じがん患者はいないのです。すなわち、みんな一人ひとり違いますし、そしてがんは一つひとつ違います。…(一部抜粋)

[講演の様子]
[flv:2004_Koestler.flv http://goodhealth.jp/wp-content/themes/GoodHealth/images/persons/news_sams2010-03-20.jpg 320 240]

現在、日本においては、がん、糖尿病、認知症等の生活習慣病の増加が著しく、将来の高齢化社会に備える主要課題となっております。また、従来の西洋医学による治療を含む統合医療への関心が高まっておりますが、信頼できる統合医療の情報が不足しているのが現状です。

統合医療は西洋医学に漢方、サプリメント、栄養療法、免疫療法、ホルモン療法、物理療法、心理療法等を効果的に組み合わせた治療法で、ヨーロッパでは統合医療の認定医を育成し、患者のQOLの向上を第一に考えた治療法に取り組んでいます。又、ヨーロッパでは13世紀からハーブの研究が行われており、現在、医科大学ではハーブに関する授業が必須課目にまでなっています。

その様な歴史的な背景からヨーロッパでは一部のハーブが医薬品として認可されているのが現状です。

私たちは、昨年7月25日、ヨーロッパ、オセアニアの医学研究者達と日本の臨床医の先生方を招聘して「補完・代替療法フォーラム」と「国際シンポジウム」(参加者350名)を開催いたしました。

今後は、広く熟年世代を対象として、生活習慣病(がん、糖尿病、認知症等)と統合医療に関する最新情報を収集、発信し、統合医療の先進国であるヨーロッパの学会ならびに日本腫瘍学会から発表された最新統合医療情報を解りやすい形で会員の皆様へ提供していきます。

同時に、ヨーロッパの統合医療現場で使用されている複数のエビデンスにより立証された機能性食品とハーブを紹介し、21世紀の国民の健康増進に貢献いたします。

私どもの趣旨にご賛同いただき、グッドヘルスコミュニケーションズの活動に皆様のご理解と絶大なご支援をお寄せ下さいますようお願い申し上げます。

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