東日本巨大地震の大津波により、東京電力福島第一原子力発電所も甚大な被害を受け、相当量の放射能が施設内に観測され、更に周辺の環境中でも通常の観測数値よりも高い値が観測されています。今後汚染が拡大するのか、或いは収束に向かうのか予断を許さない状況にあります。仮に高レベル放射能が封じ込められたとしても、環境中のレベルは急速に低下するというよりは、暫く持続するものと予測されます。或いは最悪汚染が拡大し、避難レベルではないにしても長期間被曝することによる健康被害が生ずることも可能性としては依然残っています。
このような状況下で私たちは、勿論収束に向かうことを願うのは当然ですが、事態が悪化する事も想定し、自分の健康は自分自身で守るということを徹底する必要があります。それでは何をどうすればよいのでしょうか?
何か有効な手段はあるのでしょうか?勿論いくつか方法があるとは思いますが、ここではアルコキシグリセロールをご紹介したいと思います。
アルコキシグリセロール(AKG)につきましては1954年(遠洋マグロ船第五福竜丸のビキニ環礁において被曝の年)の世界的な科学雑誌「
ネイチャー」にその効果が発表され、毎年のように学術的な論文がアップデートされてきました。近年では2010年7月、8月のイタリア、フランスにて発表(マリーン・ドラック誌)され学術的に紹介されています。
- 放射線を浴びることにより、より活発に細胞増殖している骨髄機能が最も早く傷害を受けます。その結果骨髄細胞の産生能力が低下し、結果的に赤血球や白血球、血小板の数が減少してきます。
- 赤血球が減少、つまり貧血になると組織への酸素供給能力が低下し、エネルギー産生や新陳代謝、細胞分裂が減少し、組織の機能が損なわれます。更に白血球が減少することにより免疫機能の低下が起こります。
アルコキシグリセロールは種々の動物細胞組織から見つかっている。例えば、アルコキシグリセロールは角鮫(アブラツノザメ)と銀鮫(ウサギギンザメ)の肝臓脂質の50%が構成できて、他の鮫肝臓脂質の30%が構成できる<※1>。他には人乳0.1%、骨髄0.2%や牛乳0.01%も含まれている<※2>。(下記表1による)
異なる天然由来脂質のアルコキシグリセロール割合
| 種類 |
割合 |
| アブラツノザメ |
50% |
| ウサギギンザメ |
50% |
| 他の鮫 |
30% |
| 人乳 |
0.10% |
| 骨髄 |
0.20% |
| 牛乳 |
0.01% |
※1 Hallgren B, Larsson S. The glyceryl ethers in the liver oils of elasmobrach fish. J Lipid Res 3(1):31-38, 1962
※2 Hallgren B, Larsson S. The glyceryl ethers in man and cow. J Lipid Res 3(1):39-43, 1962